マダガスカル、ケニヤの旅

 9月30日、3回目のマダガスカルと始めてのケニヤの旅の始まりです。10月24日にナイロビに渡り、その後11月11に再びマダガスカル。そして11月15日帰国の予定です。
 朝、6時に起き、10時30分羽田発バンコク乗り換えでマダガスカルの首都アンタナナリボへ。ホテルに着いたのは日本時間で1日の朝6時半。さすがに疲れました。幸い夜はよく寝られ、体調はまあまあ。今日はここでのんびりして明日は南のトリアーラという町に行きます。最近体力にとんと自信がなくなっているのですが、マダガスカルに来るお客さん(日本人)は年配の人が多いそうです。現地旅行社の方に聞いたら、平均年齢76歳の,26人の団体が来て、灼熱の太陽の下で、4時間のツィンギートレッキングコースを全員歩き通したとか。ここは私達もいきましたが、それなりアップダウンもあり、一応命綱をつけて登る所などもあり、ともかく暑いのでバテタ所でした。このツアーの最高齢は86歳だったそうです。彼ので会った日本人の最高年齢は92歳だったそうで、まだまだ私達もがんばらねばと思いました。
 期待していたジャカランタの花にはまだ早く、ちらほらしか咲いていませんでした。次にアンタナナリボ戻ってくる時にはきっと満開の花を見られるのではと思っています。
 


 飛行機の中から見た夕日
 

 ホテルの窓から見たアンタナナリボの町
 
朝、屋上に上るとタナの町が一望出来ました。手前の紫の花の木がジャカランダです。
 

 屋根の屋上から。

 

タナからトレアールへ

 10月2日、夕方トレアールにいくので、午前中はタナの町をちょっとぶらぶら。宿から町に降りる大階段は相変わらずの大にぎわい。道の両側にはたくさんの露天商が様々なものを売っていた。
 


 賑やかなタナの大階段
 
 午後空港に行く前にアヌシ湖のジャカランダを見に行った。まだちょっと早かったけど、咲き始めの花は取れも色鮮やかだった。
 


"湖畔のジャカランダ並木
 

ジャカランダ アップ
 
夜8時頃にやっとホテル着。
 3日。昨日は夜着いたのでどんな所か分からなかったけど、ホテルはバンガロー形式。広い敷地にヤシの木が茂り,実にのんびり出来る。残念だけどここは一泊で、このあと船で川を渡りアナカオと言う所にいきます。

 

10月3日。トリアーラからアナカオ

昨日は夜着いたのでどんな所か分からなかったけど、ホテルはバンガロー形式。広い敷地にヤシの木が茂り,実にのんびり出来る。残念だけどここは一泊で、このあと船でアナカオへ。
 トレアールから川向こうの,これも海沿いのアナカオに行くが、この川には橋はない。そこでスピードボートで一旦沖に出て外洋を大回りして再び浜に戻る。ボートは岸まで近づけないので、旅行者たちは牛車でボートまで。何度も牛車が往復し、旅行者を乗せてボートは出発。
 


牛車でスピードボートに乗る人たち
 

仕事を終えて浜に帰る牛車
 
 この日はあいにく風が強く、ボートは揺れるというよりほとんど海の上をジャンプしながらすすみ、放り出されない様にするのが一苦労。ボートの先端近くに乗っていた女性が、ボートが大きくジャンプしたとき宙に浮いて落ち、腰をひどく打ってしまい動けなくなてしまった。お気の毒だけど人ごとではない。
 さて牛車の送迎があったのはトレアールだけ。ボートは海沿いのホテルを経由して行くけれど、そこでは浅い浜をボートまで歩いて乗り降り。私達もやむなく靴を脱ぎ、ズボンを膝まであげて水に入ったが、寄せる波でしっかり濡れた。
 コテージスタイルのホテルにチェックイン。このホテルは電気は夜6時から10まで。シャワーはそれなり塩っぽかったけど温水だったので一安心。この後早速バオバブを見にツイマナンペッソ(Tsimanampetsotsa)国立公園に。ちょうど水を飲みに来ていたワオキツネザルの群れにでくわし、3千才のバオバブを見て、最後には夕日に輝くフラミンゴの群れも見ることが出来、充実した一日だった。
 

ワオキツネザル
 

三千才のバオバブ
 

フラミンゴ
 
10月4日。アナカオ
終日ツイマナンペッソ(Tsimanampetsotsa)国立公園に。木肌の白いパキポディアムの林がとてもきれいだった。途中の村の広場にはソーラーパネルを使って塩水を真水にかえる設備があって、その前にはポリタンクが何十個も並らべられていた。人は誰もいなかったが日が昇ってタンクに真水がいっぱいになる頃に皆戻って汲んで行くのだとか。西南部の海岸沿いにはいくつもこの設備がつくられているが、これが出来たのはほんの一年位前。それまではこの地域の人はすべて塩水で暮らしていたそうだ。この日も風が強く,昼間はとても暑かったが夕方から急に冷え込み、フリースを着込むほどだった。
 

パキポディウムの林
 
10月5日。アナカオからサラリーベイへ
この日は朝早くトレアールに戻るボートに乗るため5時起き。トレアールからタナに行く便が早くなったため、ボートの時間も変更。マダガスカル航空の便の時間変更は有名だけど、それがこんな所まで影響しているのだと関心。さて、ボートは来たけど肝心のガイドのタントレイが来ない。ホテルの人に起こしに行ってもらってようやく乗船。今回は波が引いた時にうまく乗れたのであまり濡れずにすんだ。 
 トレアールからは、これも前回と同じドライバーのダニーの車で次の宿泊地サラリーへ。これがとんでもない悪路で、特にメインストリート(?)からサラリーに入る道になるとどこもかしこも道は砂の山。途中何台も砂にはまっている車を見た。大型トラックが4台並んでスタックしている所もあった。私達はなんとかその横をすり抜け無事サラリー着。途中で故障していたツーリストの車は私達のドライバーの知り合らしく、宿に着いた後彼が部品を届けに行った。
  サラリーベイホテルは、真っ白い砂浜にあるリゾートホテル。コッテージもおしゃれで快適に出来ていて、電気も温水シャワーも24時間使える。ただしバッテリーの充電はフロントのみ。部屋にはコンセントがないとのこと。こうしたエコロッジはたいていソーラー発電。当たり前だけどパネルは北を向いていた。ここも次のアンダバドアカへの中継に泊まっただけなので翌日すぐ出発。
 

サラリーベイの海
 

サラリーベイホテルのコテージの朝焼け
 
 

 10月6日。サラリーからアンダバドアカへ。

この辺りは砂浜が白く海の色がすばらしくきれい。道添いには驚くほどすばらしいバオバブがいっぱい。
 


アンダバドアかへ向かう途中の海
 

途中の村。車が止まると子供たちが一斉に車めがけて走ってくる。
 

バオバブと私達の車
 

道沿いのバオバブ
 
ここはインターネットが遅くて写真を一枚アップするのに果てしなく時間がかかってしまうけど、思えばワイファイが通じるだけでもすばらしいことですね。続きはまた明日。
 
 

10月6日、夕方にラグーナブルー着。

 
この日から4日間ラグーナブルーに泊まる。前回泊まったマンガロッジはローケーションも感じも良かったけど、シャワーが塩水で、おまけに冷水。この辺りは昼間は暑くても夕方から冷える。とても寒くて冷水でおまけに塩水のシャワーを使う気にならなかったので今回はこちら。ここは電気は6時から10時だけど、シャワーは温水で、蛇口から出る水もほぼ真水。真水はほんとうにありがたいとつくづく思う。
 


アンダバドアカで一番と言われるラグーナブルーホテルのエントランス
 

グーナブルーの部屋
 

ラグーナブルーレストラン。彼女の笑顔はいつも最高。日本語でありがとうだけは言える。
 

ホテル前の浜
 
10月7日。
早速周辺のバオバブを散策。この辺りは土地が低く満潮時には海水がかなり上がってくる。そのためドライバーはいつも海水の上がり具合を見ながら道を選ぶ。行けども行けども海水に道を阻まれて大きく迂回することが何回もある。けれど彼らはさして目印と思われるものもないのに、いとも容易く他の道を見つけて目的地につく。実に不思議。
 ドライフォレストを抜けて行くと、ところどころ池が干上がったような広い場所がいくつもあり、そこには珊瑚草いちめんに生えていて緑と赤の絨毯を敷き詰めたようで実にきれい。実は前回来た時は珊瑚草がほとんど茶色く枯れていてとても残念だったのでこの珊瑚草には感激。この辺りは海から4kmくらいは言っているがそれでも大潮の時には塩が上がった来るとか。地面はどこもかしこも塩が吹き出していた。それにもかかわらず、けっこう緑があるのには驚いた。塩に強い植物って結構あるものだ。
 

バオバブと珊瑚草
 

珊瑚草とバオバブ
 

夕暮れのバオバブと家に帰る牛たち
 

夕日に映えるバオバブはまるで怪獣みたい
 
10月8日。この日もバオバブ散策。さてドライフォレストを抜けて行き、雨期には池だった広い場所を横切ろうとした所、なんと私達の車もとうとうスタック。タントレイとダニーが周辺の草を引きちぎってタイヤの下に引いてみたが全く歯が立たない。広場のはじまで草や枝をとりに行くがそれでもだめ。次に石を運んでくるがやはり歯が立たない。風が吹いているとはいえ炎天下、何度も何度も広場のはじまで歩いて行っては、石を運び、とうとう子供たちを連れたおじいさんに助太刀を頼む。6人の子供とたぶんお父さんと多分おじいさんが歌を歌いながら石を肩に担いで運んで来た。おじいさんがてきぱきと大きな声であれこれ指示を出し、タイヤの下に石を敷き詰め,皆で車を思い切り押してもらってとうとう湿地を脱出。子供たちは手をたたいて踊って喜んでいた。もちろん私達もである。おじいさんに渡されたのは10000アリアリ(約500円)だった。そう、空港であの係員がやすやすと手に入れたお金と同じだった。スタックしてから2時間でした。
 

塩の広場で動けなくなった私達の車
 

陽気に石を運ぶ子供たち
 

車を押す子供たち,やっと車が動きだした。
 

踊る子供たち
 
そろそろ電気の供給が終わるので続きはまた明日。また訪ねて下さい。

  1. 2014/10/20(月) 15:17:11| . Madagascar(2014) マダガスカル | トラックバック:0 | コメント:0

タナ - アナカオ - サラリーベイ - アンダバドアカ編
 10月18日。モロンダバ着。タナを出てからどこかで続編をアップ出来るかと思っていたけど結局今日までどこでもネットにつなげる所がなし。タナ以降の旅です。
 
 さて、タナの空港ではちょっと問題が発生。空港内に入り、チェックインし、いざセキューリティを通ろうとすると、その横にはかりが置いてあり、航空会社の職員らしき人が荷物の重さを量れという。私達の機内持ち込み手荷物は15kg.荷物は一人5kgまでだから入れないという。ではカウンターで超過料金を払うのかというとどうもそうではないらしい。幸い私達のガイドがまだ近くにいたので、空港の外にいったん出してもらい、彼女に聞いてもらうと10000アリアリ(約500円)払う様に言っているらしい。もう大きな荷物は預けてしまったし、それを戻してもらって今更一つ5kg以内に会わせて全部入れ直すのはとても無理だったので、やむなく払うことにした。ともかくタナを出発。海沿いの町トレアールでは前回と同じガイドのタントレイにも無事に会えて、やっと夜8時頃ホテル着。
 

 

アンダバドアカ編 2

モロンダバについて4日目の朝。なんと部屋に水が戻って来た。蛇口のひねると水が出る!!!なんてすばらしい。今日もアンダバドアカの続編です。
 
 10月8日、2時間かかってぬかるみを抜け出し、お昼もだいぶ過ぎたので木陰を見つけてお昼。その後はまたバオバブ散策。珊瑚草がまたまたきれい。夕日はバオバブフォレストで。ここには登れるバオバブがあって、前回はここからの眺めを何回も楽しんだのだけど、今回も無事登ることが出来た。木の上からの周りのバオバブの眺めは格別だった。ここで夕日を見てホテルへ。
 


ランチ



バオバブに登る
 

バオバブフォレストの夕日
 
 さてこの日の夕食はなんとロブスターの大盛り。何を食べると聞くのでロブスターと言ったのだが、まあ小降りのグリルが出てくると思っていたのに、大中小の3種のロブスター。こんなすごいものを出されたのは始めて。残念だけどさすがに全部は食べきれなかった。
 

ロブスター。これでももひとつ中サイズを食べた所。
 
10月9日。この日は大きな問題もなく、バオバブ散策。相変わらずの青空に雲があって絶好の写真日和。バオバブフォレストのバオバブに再び登る。夕方の景色も良かったけど、昼間の景色もすばらしい。それにしても今年は珊瑚草が本当にきれいだ。さて、ドライフォレストをぶらぶらしていたら突然賑やかな声がして、大きなヤシの葉を抱えた子供たちが現れた。学校の屋根を葺くための葉を先生と一緒に厚め日記たのだそうだ。女の子はブーゲンビリアの花を紙につけておしゃれをしていた。
 最後にもう一つ珊瑚草のきれいな場所に行って、夕日を見てホテルに帰った。夕食はマグロのクリームソースがけといろいろ野菜のグリル。ここは本当に食事がすばらしい。
 

バオバブに登る-2
 

学校の屋根に葺くヤシの葉をとりに来た子供たち。子供たちはカメラの前でポーズをとるのが好き。
 

ヤシの葉を抱えて広場の向こうに去って行く子供たち
 

広場の向こうに去って行く子供たち。あっという間に向こうまで行ってしまった。
 

この時期、池のある風景は珍しい
 

ラグーナブルーホテルの最後の晩餐
 
せっかく水が出る様になったのに、9時半からまた出なくなるから今のうちにシャワーを使った方が良いと言われてしまいました。ではまた明日。ぜひ又このページやず寝て下さい。
 
 
 
アンダバドアカ編 1
10月20日。モロンベでの3日目の朝。ここについて以来町中がほとんど停電で、ホテルや病院だけは時々電気が供給されるのでその間を縫ってブログを書いています。またまた続編。
 
 
 
 

アンダバドアカ - モロンベ編

朝の便でアンタナナリボに戻りました。ここはもう普通にネットが使えるはずですが、ここでも停電断水は日常茶飯事だそうです。タナから旅の続編です。
 
 10月10日。アンダバドアカからモロンベへ
 この日は朝、空港近くのバオバブを見て、バオバブフォレストを見てモロンベに移動。懐かしのホテルバオバブだけど残念なことにスタッフはすっかり変わっていて知っている人は誰もいなかった。レストランの前がすぐ海で、手が届きそうな所に漁の行き帰りの帆掛け船が通る。特に早く着いた訳でもないのに,ガードマンと掃除の人しかいなくて、とりあえず適当な部屋に落ち着く。ガイドのタントリーが受付とコックを捜しに行き、それからだいぶまってようやくお昼を食べて、早速アンドンビリィに、千年のバオバブを見に出かけた。まず定番のバオバブハウスを見て、アンドンビリィの村へ。村のご神木に対面するには村長さんに一緒に木の所に行ってもらって、お祈りをし、お供えをしてから。木の周りは約30m。高さ24m。日本の調査隊が来て樹齢を調べたとか。確かにこの木は立派で、木陰に入っている子供たちが本当に小さく見える。この後は双子のバオバブの広場で日没を見て宿に帰った。
 


バオバブハウス、中は完全に空洞だが生きているそうだ。
 
 

千年のバオバブと子供たち
 

道沿いの巨大バオバブ
 

双子のバオバブ広場での夕日
 
 
 さて部屋に帰ってシャワーを使おうとしたらお湯が出ない。受け付けに行ったけど英語の分かる人は誰もいなくて、それでも部屋に見に来てくれて,私が何を言いたいかは通じたけど,結局お湯は出る様にならなかった。水のシャワーを使う気には成ならなかったのでその日はあきらめて寝た。ここに泊まるのは3回目だが前回は2度ともお湯はふんだんに出たので部屋を決める時チェックするのを怠ったのが敗因。
 
 
10月11日。モロンベにて。
タントレイに事情を話して部屋を変えてもらう。レストランに近い広くてお湯がしっかり出る部屋にしてもらった。
この日も終日アンドンビリィの双子のバオバブの広場でバオバブ散策。ともかくここは暑い。双子のバオバブの陰でランチを食べ、それからまたバオバブを散策し、少し早めに帰った。レストランの前方海に出る会談に座って海に日が落ちるのを見た。領から帰る人たちの船がひっきりなしに村の方角に戻って行った。
この日は夜停電。モロンベ中の電気をまかなっている発電機が故障したとかでモロンベ中真っ暗。ガードマンがろうそくを持って来てくれた。夕食に出たココナッツとトマトのサラダが実においしかった。
 

バオバブの実を収穫する人。まだ実の着いているバオバブの木に次々と楽々登って、実を袋一杯に集めて帰って行った。木の幹に収穫を終えて降りてくる人。
 

漁を終えて帰る船
 

ホテルバオバブの前の海に沈む夕日
 
10月12日。モロンベにて。
この日は遠くのマンゴキー川ベリのバオバブフォレストを見に行く。この辺りはとても暑く、車の窓を開けると熱風が吹き込んでくる。途中始めて青々と葉の繁るバオバブを見た。もうそろそろ雨期に入るのだろう。他の所でも2,3枚の枝が出ているバオバブを見たことはあったがこんなに葉が茂っているのは始めてだった。目的のフォレストは、トリアーラとマンジャの分かれ道の近く。眼下に広い広い河原が見え、マダガスカルで一番長いと言うマンゴキー川がゆったりと流れ、辺り一面バオバブの林。遠くには山も見え、見応えのある場所だけど、ともかく暑かった。以前はここに来るのに少なくとも4時間以上はかかったけど、この日は3時間弱だった。ホテルに日は5時半頃着いたので、また海に出る石段の所で夕日と村に帰る船を見て過ごした。
 

若葉に包まれたバオバブ
 

マンゴキー川沿いのフォレスト
 

マンゴキー川沿いのフォレストを行くファミリー。サラーマ(こんにちは)と挨拶したら、ボンジュールと挨拶が返って来た。
 

マンゴキー川沿いのフォレストを行くファミリー
 
10月13日。モロンベの最終日。
今日は午前中はゆっくりすごし、
午後はゆっくり目に双子のバオバブの先の広場に。行く途中、ドライバーのダニーが車を止めた。カメレオンだと言う。車を少し戻して降りると、確かに道ばたにカメレオンがいた。もちろん色は道の色に似せているのにどうしてかれは車を運転しながらこんなものを見つけることが出来るのだろう。タントレイが大きな棒を探して来てカメレオンを棒に乗せてくれた。2本しかない足の指で枝をはさみしっぽも使って器用に移動する。この辺りでカメレオンを見たのは始めてだった。
 

ドライフォレストを行くといきなりカメレオン。
 

双子のバオバブの広場のはずれで。みどりとバオバブ
 
 
 

モロンベ - マンジャ - バロスルメル - モロンダバ編

 
お湯も水も出る幸せなアンタナナリボから、旅の続きです。ここで食べるワンタンめんがありがたいほどおいしい。
 
10月14日。モロンベからマンジャへ。
10から12時間位かかる難所だと聞いていたので少し緊張。
モロンベを朝10時頃たち、スタンドでディーゼル用の軽油を入れ、一路マンゴキー川のフェリー乗り場へ。
 


軽油を入れるダニーとタントレイ
 
船着き場は特になく、三艘のボートに板を渡したようなフェリーに,浜から鉄板を2枚かけて、その上を車が通って乗り込む。シンプルだがアンナぎりぎりの伊田上を通って乗り込むのは大変だと思う。私達の車が乗り込むとすぐ出発。向こう岸も同様に砂場に2枚に鉄板を渡して下船。までは良かったが、向こう岸もさくさくの砂。降りてすぐ車はスタック。周りに集まっていた人たちが多分、自力では無理だから押してやろうかと行った話をしていたのだと思う。ドライバーのダニーが何度か車を行ったり来たりさせて,脱出を試みたが失敗。結局押してもらうことに。6人掛かりで両側から押してやっと砂地を抜け出す。ここでも代金は10000アリアリだった。
 

マンゴキー川を航るフェリー
 

フェリーに車を誘導する人
 

フェリーから降りる車
 
この後はさしたる問題もなく無事マンジャに到着。3時半頃だった。途中でお昼を食べたり時々写真を撮ったりしたので、モロンベーマンジャ間は実質6時間弱と行った所だろうか。あまり疲れずに着いて一安心。
 マンジャのホテルは聞いていた通り簡素な所だがシャワー、トイレ付き葉ありがたい。部屋に入るとむっとするほどの熱気がこもっていて,外は結構涼しくなっても風は全く入らないし、ファンをまわしても熱気が動くだけであまり涼しくはならない。おまけに下のバーで大音響で音楽をかけていて、いったいいつ止むのか心配したが9時半にやっと終わったのでほっとした。
 

マンジャのホテルカント
 

夕方でにぎわうマンジャの町
 
 10月15日。マンジャからベロスルメルへ
10時頃出発。途中いくつも小さな川や用水路が道を阻んでいるがドライバーのダニーはこともなくを渡って行く。最後はサリーナと言われる潮の引いた砂地で、ここだけはどこが渡れるのか難しいらしく、道案内をするという人たちが何人も交渉をしてくる。結局なんとか渡りきれたが、途中ずぶずぶの泥の中を走った時には何度も車が横滑りし、渡れるかどうかハラハラした。はねた泥で車がしろペンキをかけたみたいだった。ここへ来るまでにすれ違った車にみんなこの柄が着いていたのは,皆ここを渡って来たのだと始めて分かった。この砂地を渡りきればもう宿まではすぐ。結局3時半頃に着いた。途中ずいぶん寄り道をしたので実際はマンジャーベロスルメル間は5時間位。今はマンジャに泊まらずにベロスルメルからモロンベまで行ってしまうツーリストも多いようだ。
 

マンジャからベロスルメルに行く途中は何度も川や水路を渡る
 
 このエコロッジ ド メナベは海辺のバンガロー形式の実に快適なロッジ。部屋からすぐ海が見渡せ、オープンエアーのレストランが気持ちがいい。エコロッジタイプは見なそうだが、電気はソーラーでまかなうので明かりは皆LED。シャワーは水だが、各部屋の前に太陽光湯沸かし器があって、ケースを開けると黒い鍋が二つ置いてある。昼を過ぎる頃にはこれがほぼ100度近くなる。うまく使えばお湯で入浴出来る。残念なことは夕方には温度がだんだん下がってしまうこと。
 

ベロスルメルのエコロッジ。ロッジの前のみどりの箱はなんと太陽光湯沸かし器。
 

緑の箱の中はこんなお鍋が二つ。温度計はほぼ100度をさしていた。
 
10月16日。ベルスルメル
だいぶ疲れもたまって来ているので、あまり無理をせず、遅出早帰りで近くのバオバブを見る。
 

ベロスルメル南のバオバブの林
 
10月17日。ベルスルメル
この日はまだ公開していない自然公園へシファかを見に行く。ドライフォレストの中を歩くこと30分位。ともかく暑い。バオバブの木の上にシファカ発見。さらに行くと今度は3組位の親子が一つの木にかたまっていた。この日も早めに帰った。
 

死ぬほど暑い林を歩いてやっとであったシファカ
 
10月18日。ベルスルメルからモロンダバへ
今日は最後の難関。ここをすぎてモロンダバに着けば空港もある大きな村だ。雨期に備えて野焼きをしている所をいくつも通った。マダガスカルはまだまだ焼き畑農業が盛んで、この時期いたるところで野焼きの煙が立ち上っているのを見る。この地域は水があるせいか水田が多くみどりがとてもきれい。人も多く住んでいるようでいくつも村を通り抜けた。
 

道沿いの大きなバオバブ
 

野焼きの後のバオバブの林。雨期に入るのであちこちでの焼きをしている。この国はまだまだ焼き畑が主流だ。
 
途中いくつも川や水路を超え、一番大きな川まで来ると大きなトラックが水にはまって動けなくなっているのが見えた。川岸には、村人が何人もいていて、道案内を雇う様に言う。案内人が川の中を走って渡れる場所を示すのだ。さすがのダニーもここでは案内を頼んだ。案内人は車の前を走りながら通る所を示して行く。なんとか川を渡りきった。後はモロンダバまで一息。夕方3時頃にモロンダバ着。今夜の宿泊地であるバオバブカフェで3人で乾杯。ここで16日間の彼らとの旅も終わり。明日からは別のガイドが付く。
 
 

何度も川や水路を渡る。だいたいどこの場所にもスタック要員の村人がいる。
 

川にはまって動けなくなったトラック
 

車の前を走る水先案内人
 

とうとうモロンダバに到着。ドライバーのダニーとガイドのタントレイ
 
 

アンタナナリボから その3 モロンダバ編

  
タナ、最終日。モロンダバ到着後のの続編です。
 
10月19日 ~ 21日
モロンダバに着いたらホッとシャワーに、インターネット、と思っていたらホットどころかトイレの水さえ出ない。町中が停電。発電機を動かす重油がないのだそうだ。ホテルの人にバケツでお湯と水を運んでもらってなんとか汗を流す。トイレはペットボトルを半分に切った桶(?)で、バケツから水をくんで使う。この国の事情だから仕方が無いのだけど、疲れてたどり着いたこの町でちょっとがっかり。ホテルは自分たちの発電機を持っているけど、電気をつけるので精一杯。とても水をタンクにくみ上げるにはいたらない。ホットシャワーが使える様になったのは4日目だった。町中に明かりがなかったので新月だったし星がよく見えた。モロンダバでの4日間は、疲れていたのであまり遠出はせず、ホテルでぶらぶらしたり(水がないのでちょっと快適とは言いがたかったけど),それでもホテルのすぐ前は川で、その向こうはマングローブの林。川の上のテラスのレストランで、川を行き交う漁の船をぼんやり見kて過ごすのものんびり出来てよかった。
 


20日の朝。今期始めての雨。ものすごい音とともに降り始め、部屋の仲間で雨漏り。急いで荷物を移動させた。
 

バオバブアベニューに行く途中、偶然かわせみ発見
 

雨上がりのバオバブアベニュー。マダガスカルに来るのは3回目だが雨にあったのは始めて。
 

バオバブアベニュー出会った少女たち
 

サカラバウィーバーという鳥の巣作り
 

バオバブの林を行く牛車
 

バオバブアベニューの夕暮れ
 

タナから。マダガスカル最終編。今日でマダガスカルは終わり。次はケニアへ
 
 
22日の朝タナへ。首都タナはジャカランダの花が満開。花の下を歩くと花から滴り落ちる水で結構濡れる。ジャカランダは泣くのだそうだ。アヌシ湖の湖畔を歩いていると、ジャカランダの甘い匂いがした。
 

タナのジャカランダ並木
 
23日。ひたすらブログの残りを書く。ここシャンガイホテルのワンタンめんがおいしい。強いて言えば面が柔らかすぎるけど、それでも胃に優しくて食べやすい。ワンタンポークがとてもいい味。
マダガスカルの旅ももう終わり。
今回の旅も、いろいろサプライズがあって、楽しく充実したものでした。この旅を手配して下さったマダガスカルサービスの浅川さんに感謝,感謝。本当に良くしていただきました。
マダガスカルツアー サービス
Tel:03-5834-8722
info@madagascar-tour.jp
http://www.madagascar-tour.jp
 
今日はこの後、昼の便ではケニヤに。旅の後半ケニヤ編が始まります。ではまたぜひ訪ねて下さい。

 

油彩画
Oil Painting

 
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個展予定
2019/6/4[火]〜6/10[月]
 横浜 そごう6階美術画廊
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みどり旅日記
Midori Diary

 

マダガスカル

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