Green Hermit
ミドリユミハチドリ
Phaethornis guy
 
やや下向きに湾曲した長いくちばしをもつ、暗い色をしたハチドリ。ほぼ全身の羽衣が光り輝く濃い青緑色をしており、尾羽の付け根は青い。ユミハチドリ独特の顔の模様はメスにしかなく、オスの顔は完全に暗色で覆われている。基亜種は他の亜種よりも大型で羽色が濃い。coruscus が最も明るい羽色をもち、emiliaeは前出の2亜種よりも小型、apicalisも同じく小型でくちばしが最も短い。習性は典型的なユミハチドリだが、他と比べて林冠で採餌することが多い。外来種を含めさまざまな花を訪れる。オスはときに数十羽に及ぶ、集団でレック(求愛場)に集まり、厚く繁った藪の中で、単純に繰り返しさえずる。メスが巣づくりする場の周辺をオスが守った例も観察されている。きわめて広く分布しているが、地域によって生息数は大幅に異なる。
 
分類
ユミハチドリ亜科
 
分布
亜種guy:トリニダード島、
隣接するベネズエラ北東部
coruscus:コスタリカから
コロンビア北西部
emiliae:コロンビアほぼ全域
apicalis:コロンビア北部から
ベネズエラ北西部を経て
ペルー南東部に至るアンデスの東斜面
生息環境
標高0~2,200mの湿潤な森林、
林縁、二次植物群落、農園
 
大きさ
全長13cm、体重4~7g
 
保全状況
低懸念(LC)
 
美しいハチドリ図鑑
グラフィック社
より

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