Equadorian Piedtail
マダラオハチドリ
Phlogophilus hemileucurus
 
ほとんど全身が鮮やかな緑色の小さなハチドリで、オスとメスの姿はよく似ている。翼は暗色、腹とのどの帯は白く、くさび形の尾羽は黒で付け根と先端が白く、飛行中は尾羽の模様が帯状によく見える。声が大きく活発な鳥だが、樹上2~4mの高さで餌を探すことが多いためつぶさな観察はむずかしい。採餌中はホバリングするよりも花につかまることが多く、葉にいる昆虫を見つけて捕食する。カップ形の巣はつる植物の間に隠し、人の背丈よりもずっと高い位置につくる。繁殖期には標高の高い場所へ移ると考えられている。以前は準絶滅危惧種だったが、生息域の森林破壊が急速に進んでいることもあり、2010年に危急種に変更された。場所によってはまだかなりひんぱんに見られる。
 
分類
ミドリフタオハチドリ亜科
 
分布
コロンビア南部からエクアドル東部を経て
ペルー北東部へ至る、細い帯状の地域
生息環境
標高500~1,200mの林縁、二次林
 
大きさ
全長7~7.5cm、体重2~2.3g
 
保全状況
危急(VU)
 
美しいハチドリ図鑑
グラフィック社
より

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