Blue-tailed Emerald
アイオヒメエメラルドハチドリ
Chlorostilbon mellisugus
アイオヒメエメラルドハチドリは7亜種に分
かれる。主な違いはからだ、特にくちばしの
色と、切れ込みのある鮮やかな青い尾羽の形
にある。近縁種であるニシアンデスエメラル
ドハチドリとアカハシヒメエメラルドハチド
リも、本種の亜種とみなされることがある。
基亜種は背側が緑色を帯びたブロンズ色で、
輝く金色がかった緑色の頭、鮮やかな緑色の
額と胸、緑色の腹をもつ。短くまっすぐなく
ちばしをもち、メスはどの亜種もくちばしが
黒い。メスは背側の緑色が明るく、腹側は灰
色で、目のうしろの小さい白点と、暗色の耳
羽をもつ。巡回しながら主に低い位置で採餌
し、小型の虫媒花をはじめさまざまな花から
蜜をとり、また小さな昆虫を捕食する。カッ
プ形の巣をつくる。現在の生息数はわかって
いないが安定しているとされ、ひんぱんに見
られる。
分類
ハチドリ亜科
分布
亜種mellisugus:
スリナム、フランス領ギアナ、ブラジル
caribaeus :
コロンビア東部、ベネズエラ北東部、
キュラソー島、アルバ島、ボネール島、
トリニダード島、マルガリータ島
duidae:ベネズエラ南部
subfurcatus :
ベネズエラ東部と南部、
ガイアナ、ブラジル北西部
phoeopygus:ベルー東部
napensis: ペルー北東部
peruanus:
ペルー南東部およびボリビア北部
生息環境
標高0~3,000mのサバンナ、
林地、農園、庭園、畑、生け垣
大きさ
全長6~9cm、体重3~4g
保全状況
低懸念(LC)
美しいハチドリ図鑑
グラフィック社
より