2010年2月、久々のインド。古い友人、Virendraの息子の結婚式に招待された。
Virendraに会ったのは秀人がまだ25で初めてインドに行ったとき。Jaipurで泊まったインド式のホテルのオーナーの2番目の息子だった。彼はその後2人の兄弟とともにレストランを開き、宝石店へと事業を拡大、結婚。やがて子供が出来、5階建ての宝石店を建て、郊外に美術館のような白亜の豪邸を建て、その子が結婚する年となり、その結婚式に招待された。パーティは5日間続き、4日目の結婚式の日は、像を先頭に盛大なパレード。ラクダ、馬車、音楽隊、音楽に合わせて踊る着飾った人々。伝統の衣装を着て馬で行く花婿。パレードを照らすためのランタンを担ぐ何十人もの人々。パレードは道路を埋め尽くして延々4時間続いた。そして結婚式。美しい衣装に身を包んだ花嫁が輿に乗って鳴り物入りで華やかに入場。式はクライマックスを迎える。その後式は延々朝まで続き、そのまま最終日の行事に引き継がれた。私たちはあまりに疲れたのでホテルに帰って休んでいると、Virendraから電話で、「最後の日が一番豪華なのだから絶対に来なさい!」その言葉通り、古い宮殿を借り切った目もくらむようなパーティだった。何もかも目新しく、夢中でカメラのシャッターを切った。取った写真はなんと5000枚。実に刺激的な5日間だった。それにしてもインドの人は踊りや歌がめちゃくちゃ好き、朝まで踊ってもパワーはちっとも衰えない。
その後、Pushkar, Chittorgarh, Bundi, Udaipur を訪ね、ヒンディー寺院や城塞を訪ね歩き旅を終えた。昨年2011年彼の息子に女の子が生まれ、筆不精だったVirendraが、実にまめに孫娘の写真を送ってくれるようになった。
みどり